宮古島市議会 > 2017-03-22 >
03月22日-07号

  • "辞職勧告決議"(/)
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  1. 宮古島市議会 2017-03-22
    03月22日-07号


    取得元: 宮古島市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-28
    平成29年  3月 定例会(第2回)          平成29年第2回宮古島市議会定例会(3月)議事日程第7号                           平成29年3月22日(水)午前10時開議 日程第 1  一般質問 ◎会議に付した事件    議事日程に同じ            平成29年第2回宮古島市議会定例会(3月)会議録 平成29年3月22日                                     (開議=午前10時00分) ◎出席議員(25名)                          (流会=午後4時00分)┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃ 議   長(4 番)  棚 原 芳 樹 君  議   員(13番)  高 吉 幸 光 君 ┃┃ 副 議 長(23〃)  池 間   豊 〃    〃  (14〃)  富 永 元 順 〃 ┃┃ 議   員(1 〃)  前 里 光 健 〃    〃  (15〃)  新 城 元 吉 〃 ┃┃   〃  (2 〃)  下 地 勇 徳 〃    〃  (16〃)  上 里   樹 〃 ┃┃   〃  (3 〃)  濱 元 雅 浩 〃    〃  (17〃)  嵩 原   弘 〃 ┃┃   〃  (5 〃)  粟 国 恒 広 〃    〃  (18〃)  下 地   明 〃 ┃┃                          〃  (19〃)  佐久本 洋 介 〃 ┃┃   〃  (7 〃)  國 仲 昌 二 〃    〃  (20〃)  平 良   隆 〃 ┃┃   〃  (8 〃)  石 嶺 香 織 〃    〃  (21〃)  前 里 光 惠 〃 ┃┃   〃  (9 〃)  平 良 敏 夫 〃    〃  (22〃)  山 里 雅 彦 〃 ┃┃   〃  (10〃)  上 地 廣 敏 〃    〃  (24〃)  下 地   智 〃 ┃┃   〃  (11〃)  仲 間 則 人 〃    〃  (25〃)  垣 花 健 志 〃 ┃┃   〃  (12〃)  西 里 芳 明 〃    〃  (26〃)  新 里   聰 〃 ┃┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ◎欠席議員(1名)  議   員(6 番)  仲 間 賴 信 君 ◎説 明 員┏━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━┓┃ 市       長 │ 下 地 敏 彦 君 │ 上 下 水 道 部 長 │ 砂 川   嚴 君┃┃ 副   市   長 │ 長 濱 政 治 〃 │ 会 計 管 理 者 │ 砂 川 定 則 〃┃┃ 企 画 政 策 部 長 │ 友 利   克 〃 │ 消   防   長 │ 来 間   克 〃┃┃ 総  務 部  長 │ 宮 国 高 宣 〃 │ 伊 良 部 支 所 長 │ 佐久川 豊 正 〃┃┃ 福  祉 部  長 │ 豊見山 京 子 〃 │ 総 務 部 次 長 │ 久 貝 喜 一 〃┃┃           │           │ 兼 総 務 課 長 │          ┃┃ 生 活 環 境 部 長 │ 下 地 信 男 〃 │ 企 画 調 整 課 長 │ 久 貝 順 一 〃┃┃ 観 光 商 工 局 長 │ 垣 花 和 彦 〃 │ 財  政 課  長 │ 下 地 美 明 〃┃┃ 振  興 開  発 │ 多良間 雅 三 〃 │ 教   育   長 │ 宮 國   博 〃┃┃ プジェクト局長 │           │           │          ┃┃ 建  設 部  長 │ 下 地 康 教 〃 │ 教  育 部  長 │ 仲宗根   均 〃┃┃ 農 林 水 産 部 長 │ 砂 川 一 弘 〃 │ 生 涯 学 習 部 長 │ 上 地 栄 作 〃┃┗━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━┛ ◎議会事務局職員出席者  事  務 局  長  上 地 昭 人 君   議  事 係  長  仲 間 清 人 君  次       長  友 利 毅 彦 〃   議   事   係  狩 俣 篤 希 〃  次  長 補  佐  富 浜 靖 雄 〃 ○議長(棚原芳樹君)   これより本日の会議を開きます。                                     (開議=午前10時00分)  本日の出席議員は、25名で定足数に達しております。  本日の日程は、お手元にお配りした議事日程第7号のとおりであります。  この際、日程第1、一般質問について、昨日に引き続き質問を行います。  本日は、山里雅彦君からであります。  これより順次質問の発言を許します。 ◆山里雅彦君   質問の前に少しばかり私見を述べたいと思います。  本定例会、予算議会であります3月定例会が終わりますと、新年度がスタートします。行事としては、4月2日でしたかね、前浜ビーチのほうで海開きがあります。一月後にはトライアスロン大会もあります。そして、学校の行事としては幼稚園、小中学校の入園式、希望に胸をはずませた入園式、そして小中学校の入学式も4月7日ですか、聞いたら鏡原小学校だけが4月10日という話をしておりました。やっぱりですね、そういう意味では教育長これからもですね、ぜひ教育環境充実整備のためにですね、しっかり頑張っていただきたいというふうに思っております。きのう議会始まる前に朝ですか、教育長が会派室に来まして、雑談の中で自分は議会で一生懸命やっているんだが、叱られてばっかりでこれは教育長の言葉ですよ。叱られてばっかりで褒められたことがないという話をされておりました。ああ、そういうイメージなんだなというふうに思って、きのうも何かそういった意味では共産党の上里樹議員に何でした、資料館でしたかね、叱られておりました。その中でもですね、小中学校のクーラー、向こう3カ年間で整備するということでの答弁もありました。でもですね、幼稚園、預かり保育をしている幼稚園ですね、西辺もそうですが、宮古一円もクーラーつきました。ちなみに西辺幼稚園2台ついたそうであります。そういう面では、少し上里樹議員褒めてあげてもいいんじゃないですか。  それでは、一般質問を行います。質問3日目であります。重複する面も多々ありますが、確認しながらですね、再質問以降で提言しながらですね、取り上げていきたいと思いますので、しっかり答弁をお願いしたいと思います。  まず、下地島空港と周辺用地の利活用計画についてであります。この件に関して、私もそうですが、ほとんどの議員の皆さん、これまで複数回取り上げてきました。なぜならこの下地島空港と周辺用地、この利活用が本市の振興発展、経済活性化に確実につながっていくと思うからであります。これからの宮古島市の将来に向けた新たな起爆剤として、宮古空港と並ぶ本市の空の玄関口として、下地島空港周辺用地の今後の事業展開に期待しているところであります。県が事業実施に向け基本合意書を締結しておりますが、改めて事業内容、実施計画についてお伺いしたいと思います。  2点目に、下地島空港と周辺用地の利活用により、今後観光産業などかなり経済効果などが見込まれますが、経済波及効果等について答えられる範囲で結構ですから、答弁いただきたいと思います。  次に、総合庁舎についてであります。1点目の総合庁舎建設に対する市長の考え、必要根拠についてでありますが、まず私自身の考え、私見を述べたいと思います。総合庁舎建設については、本市の将来に向け、豊かな安定した市民が安心して暮らすことのできる宮古島市づくりのためにも、なくてはならない一丁目一番地の早急に取り組むべき大事な事業だと思っております。理由として、まず市民の要件、案件別による庁舎間移動がなく、より効果的、効率的な行政サービスが市民に提供できること、そして行政運営面において、会議、決裁等で庁舎間の移動がなく対応でき、事務事業の再編、改善など今後業務の効率化が図られ、定員削減など行財政改革がさらに進められ、課題である庁舎の建設についても、合併特例債活用期間中に整備することが将来における本市の財政の負担軽減につながること等がこの総合庁舎建設に対する私の賛成の理由であります。そこで、改めてお伺いします。庁舎建設に対する市長のこれまで答弁で必要であるということを伺ってきました。必要な根拠についてですね、お伺いしたいと思います。  2点目に、総合庁舎建設については、まずクリアすべき課題、数多くあります。建設場所については、市民の利便性、防災面では安心、安全面、そしてまちづくりの面では中心市街地とのリンクした将来に向けた展望、庁舎の跡地利用問題、数多くあります。庁舎建設に向けた現在の取り組みについてお伺いしたいと思います。  次に、スポーツ観光交流拠点施設についてであります。施設のネーミングライツ企業が決定したということで、本年4月、来月からですね、向こう3カ年間年間300万円ということであります。これまでスポーツ観光交流拠点施設については、市民の皆様、そして我々議会においても運営面において大丈夫なのかと、今後の市の持ち出し、財政的な負担が大きいのではという数多くの意見がありました。しかしながら、施設は現在完成しております。議会としても賛成、反対ありましたが、これからは未来志向でリセットして、このスポーツ観光交流拠点施設を宮古島市の財産、市民の共有財産ということで、その観点で重きを置いて、下地島空港ではありませんが、施設の利活用について、我々議会としても前向きに取り組むことが本市の将来に向け大事だと思っております。そこでお伺いします。4月1日にオープンするスポーツ観光交流拠点施設の今後の利活用状況、取り組みについてお伺いしたいと思います。  次に、増加傾向にある空き家対策について、1点目に適切な管理が行われていない空き家など、地域住民の生活に深刻な影響を及ぼしているとして、今回国土交通省関係空家対策特別措置法が平成27年度から施行されました。本市においても、本年度この空き家の実態調査が行われております。放置状態にある空き家の実態調査について、これまでも富永元順議員も含めて多くの議員の皆さんが取り上げておりましたが、調査状況についてお伺いしたいと思います。  2点目に、空き家の有効活用や今のまま放置すると、市民の生活に危険を及ぼす状況にある空き家の解体、撤去等について今後どのように取り組んでいくのか、お伺いしたいと思います。  次に、平良港港湾計画について、平良港が国土交通省から官民連携による国際クルーズ拠点形成港に選定されました。それに伴い、大型船受け入れの岸壁などの施設整備が重要だということで、これまで本市が進めてきた平良港港湾計画の変更が求められております。そこでお伺いしますが、国際クルーズ拠点選定後のクルーズ船受け入れ岸壁等含めた総合的な平良港港湾計画について、どのように考えているのか、取り組みをお伺いしたいと思います。  次に、農業振興、県営西原地区圃場整備事業についてであります。1点目に、現在進行中の西原第3地区39ヘクタールは、新年度で完了予定だと思いますが、新年度の整備計画いつごろ発注し、面積等どうなのかという整備計画について、そして進捗状況についてもお伺いしたいと思います。  2点目に、現在整備中の第3地区、整備事業終了以降の整備があります。西原第4地区41ヘクタール予定しておりますが、今後のこの西原地区圃場整備事業について、どのような形で取り組んでいかれるのか、説明をいただきたいと思います。  次の漁業振興について、港湾区域にある漁業振興ということで、大浦湾整備計画についてであります。本定例会でも質疑をしました。その中で、この港湾事業特別会計運営費の中で取り組んでいきたいということでありました。改めてこの港湾施設として整備途中にある大浦湾の船揚げ場上部のですね、整備をどのようにしていくのか、説明をいただきたいと思います。  次に、道路行政について、2点ほどお伺いします。初めに、下崎西原線整備について、県による交付金の減により、これまで当初予算の工事費が毎年のように削減される中、計画どおり進まない中、ようやく下崎西原線道路改良事業が終盤にあります。クルーズ船等の観光客等大幅に増加しており、利用頻度もかなり増しております。観光振興や地域住民の安心、安全面において、早急な整備が必要であると思いますが、新年度の整備計画、進捗状況についてお伺いしたいと思います。  2点目に、添道1号線についてであります。これも、下崎西原線同様当初予算から毎年のように工事費が減額補正されておりました。そういった状況でありました。これも1期工、2期工、3期工事という形で分けられておりましたが、ようやく現在最終の3期工事分が進められております。これも新年度の事業整備計画、進捗状況について説明をいただきたいと思います。  最後になります。教育行政について、西辺幼稚園の環境整備、安全対策についてであります。幼稚園の園庭が、数年前に園舎が新しくなり、同時に園庭も数十センチかさ上げされ、塀は1メートルぐらいあったんですが、五、六十センチしかないんですね、園庭側からは。外からは1メートル50センチぐらい塀はありますが、子供たちの安心、安全面からも幼稚園の周辺にフェンスの設置が必要だという現場の声があります。いかがでしょうか、教育長お伺いしたいと思います。  2点目の体育館の雨漏りについては、質問初日に平良隆議員高吉幸光議員が取り上げておりましたので割愛しますが、委員会で視察した中で、砂川中学校西城小学校、北中学校、そして平良第一小学校へ参りましたが、本当に深刻なんですね。資料もいっぱいいただきましたが、漏れる状況も含めて、補修も含めて、本当に深刻な状況であります。そういった意味では、早急な対策、提言もしておりましたが、平良隆議員も。ぜひですね、子供たちの安全面でしっかり取り組んでいただきたいと思います。教育長よろしくお願いします。  以上ですね、答弁を聞いて再質問を行います。よろしくお願いします。 ◎副市長(長濱政治君)   総合庁舎建設についてでございます。一括してお答えしたいと思います。  総合庁舎建設に関しましては、これまでも議会でお答えしてまいりましたとおり、合併時からの新市建設計画に盛り込まれており、その計画に基づき現在事業を進めているところでございます。同庁舎建設の必要な理由といたしましては、山里雅彦議員も先ほどおっしゃっておられました市民の庁舎間移動を伴う市民サービスへの負担、それから行政運営上の非効率化、さらに施設設備の老朽化、特に7つの庁舎のうち2つは築50年、そして2つは30年経過しておりまして、コンクリートの剥離や壁のクラック、耐震強度への対応や防災上の問題点などがあり、現状のままでは継続使用が難しい庁舎の現状があります。また、今後市民の高齢化に伴うバリアフリー化への対応及び個人情報や情報セキュリティーへの対応などに備えた庁舎機能の向上が喫緊の課題となっていると考えております。これらの課題を解消し、効率的な行政運営を図っていくことが市の将来を考える上で重要であり、市民負担を最小限に抑えるためには、合併特例債発行期限内に総合庁舎建設を行うことが必要であると考えております。また、現在の取り組みに関しましては、下地明議員にもお答えいたしましたとおり、昨年10月に基本構想、基本計画策定委託業務を発注し、現在同構想案でございますけども、策定につきまして、庁内検討委員会を2回、策定委員会を2回開催し、審議していただいております。加えて今月下旬から市民アンケートを実施する準備を行っているところでございます。 ◎企画政策部長(友利克君)   下地島空港関連についてお答えをいたします。  まず、2社の事業計画内容についてでございます。下地島空港及び周辺用地の利活用につきましては、これまでも答弁をしてまいりました。ことし3月8日に県が利活用実施計画を策定いたしまして、利活用候補事業者でありました株式会社FSO、そして三菱地所株式会社と基本合意を締結したところでございます。そのうち株式会社FSOが計画する革新的航空パイロット養成事業は、パイロット養成の拠点空港として整備をされた下地島空港本来の役割を発展させるものでございます。内容は、国土交通省航空局資格米国連邦航空局資格が取得できる教育訓練の提供、英語での訓練の強化などによって、国内外で活用できる人材を育成するものでございます。また、三菱地所株式会社の計画は国際線等旅客施設整備、運営及びプライベート機受け入れ事業でございます。これは、下地島空港へ国際線、国内LCCの就航を目指すとともに、プライベートジェット機等受け入れ態勢の構築を計画しておりまして、長年定期就航路線が途絶えておりました下地島空港に再び活気を取り戻すことが期待されております。  次に、経済効果についてでございます。下地島空港の利活用による経済効果についてでございますが、三菱地所株式会社が計画をしている旅客ターミナルの運用による効果として、沖縄県は開業5年目には148億円の効果が見込まれると試算をしております。これは、現在の本市の観光収入が約400億円とされておりますことから、その経済効果は非常に大きなものになるものと考えております。市としましては、その経済効果が享受できるよう、利活用計画の推進とあわせて、雇用の促進、ターミナル内での飲食、販売への地元産品の積極的な活用など今後も実施事業者、沖縄県、関係機関と連携協力し、取り組んでまいりたいと考えております。 ◎農林水産部長(砂川一弘君)   農業振興について、県営西原地区圃場整備事業の新年度の事業整備計画、それから進捗状況、そして西原第3地区の完了後の第4地区の事業計画についてお答えいたします。  まず、西原第3地区の新年度の整備計画は、区画整理で9.9ヘクタール、それから畑地かんがいの幹線、支線を整備する予定とのことです。発注の時期につきましては、確認はしておりませんが、例年ですと4月に国に対して補助金の交付申請、それから5月ごろ交付決定がおりると思いますので、発注の時期は6月から7月ごろになると思っております。それから、進捗状況ですが、平成28年度末で62.5%、平成29年度末で78%の見込みです。  次に、西原第4地区の事業計画についてですが、西原第4地区の41ヘクタールと西原第5地区の26.5ヘクタールは、当初別々の地区として整備をする計画となっておりました。しかし、一体として整備したほうが事業効率もよくなるとのことで、2つの地区を合わせた67.5ヘクタールを1つの地区として整備することで、事業の計画が進められております。事業の開始時期は、平成32年度を予定しているとのことであります。 ◎建設部長(下地康教君)   ご質問は、まず空き家対策、それと平良港港湾計画、それと道路行政についてのご質問がございました。順次お答えしていきたいと思います。  まず、空き家対策でございますけれども、空き家の実態調査を行っておりまして、現地調査とアンケート等により管理状況や意向調査を実施しております。調査の結果、所有者が特定できなかった空き家が75件、宛て先不明が59件、アンケート無回答を含め管理していない空き家の件数が352件ありました。合計しますと、本市の空き家は486件というふうになっております。また、486件のうち保安上危険な状態、衛生上有害となるおそれの状態、周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切な状況などから判定した結果、215件が特定空き家の候補というふうになってございます。地区別で申し上げますと、平良地区が85件、城辺地区が83件、下地地区が18件、上野地区が17件、伊良部地区が12件となっております。平成29年度は市の関係部署から成る対策委員会と市の関係部署、市民や議会、法律家など幅広い立場から成る法定協議会を設立しまして、空き家等対策計画を策定していきたいというふうに考えております。計画の中で、空き家の除却、修繕や利活用などの計画を立て、空き家対策を実施してまいります。  次に、平良港港湾計画に関するご質問でございました。平良港漲水地区複合一貫輸送ターミナル改良事業につきましては、主に国が埠頭用地2.7ヘクタールの埋め立て工事及び250メートルの耐震岸壁整備工事、そして宮古島市が1.8ヘクタールの埠頭用地及び1.4ヘクタールの港湾関連用地埋め立て工事、臨港道路漲水中央線等を行っております。また、今後の平良港港湾計画としましては、国土交通省で決定されました港湾計画の一部変更に基づき、官民連携による国際クルーズ拠点形成の整備で、漲水地区北防波堤外側に14万トン級のクルーズ船が接岸可能な岸壁の整備及び岸壁からターミナルまでの臨港道路の整備、それにターミナルビルの建設を行っていく計画でございます。  もう一つ大浦地区の整備でございますけれども、港湾施設である大浦地区の船揚げ場上部の未舗装の部分につきましては、平成29年度で整備をする計画でございます。  次に、道路行政についてでございます。まず下崎西原線の整備に関するものでございます。新年度の整備計画につきましては、平成29年度は工事延長85メートル、工事費、測量試験費合わせて事業費が3,000万円を予定をしております。進捗状況につきましては、新年度である平成29年度で事業完了の予定となっておりまして、平成28年度末では95%が執行済みであります。残り85メートルが未完了となっております。用地交渉の難航している西原集落近くの整備につきましても、交渉を継続させ、平成29年度には全面開通する予定でございます。  次に、添道1号線でございますけれども、新年度の整備計画につきましては、工事延長が300メートル、工事費、物件補償費、用地費を合わせて事業費が1億2,000万円を計画をしております。事業の進捗状況でございますけれども、本路線は3期に分けて工事が進められており、工事は平成19年度から開始をされ、平成30年度で完了をする予定でございます。工事の進捗状況は、総延長3,530メートルに対しまして、平成28年度末現在では3,050メートルが完成をしております。この総事業費でございますけれども、15億7,600万円を見込んでおります。事業費ベースで進捗率は89.2%となっております。 ◎観光商工局長(垣花和彦君)   スポーツ観光交流拠点施設利活用計画についてのご質問にお答えいたします。  スポーツ観光交流拠点施設の利活用に向けましては、県内外のイベント関連団体、企業などを訪問いたしまして、その活用を呼びかけ、イベント等の誘致に努めてまいりました。現時点で開催が決定しているイベントとしましては、4月23日に開催される第33回全日本トライアスロン宮古島大会の開会式、閉会式を初め、BBcomフットサル大会、5月のゴールデンウイーク中に開催される遊具を活用した宮古島子どもフェスティバル2017、太鼓団体のイベント、それから4月30日、5月22日のMICE関連の社員旅行、6月の保育園の運動会、10月のクイチャーフェスティバル、11月の紙飛行機アジア大会などが計画されております。また、自主事業の一環として、スポーツ観光交流拠点施設利活用活性化事業実行委員会で開催する音楽イベントを11月後半から12月前半の間に予定をしております。そのほか宮古産業まつり、北海道物産展フットサル大会、プロレス、大相撲宮古場所日本女子バスケットボール実業団リーグの開催など、複数のイベントの誘致に向けて調整を進めているところです。また、MICE関連について複数の企業から5件程度の問い合わせがあり、イベント関連でも同じく5件程度の問い合わせが来ております。スポーツ観光交流拠点施設を活用して、さまざまなイベントを誘致することにより、観光はもちろんさまざまな面で宮古島の経済振興に大きな波及効果を生むことが期待できます。今後も引き続き各種スポーツ大会や各種イベント誘致に向けて、県内外の企業へのPR活動を行うほか、宮古島観光協会等の観光関連機関と連携し、積極的に施設のPR活動を行い、より多くの企業、団体が活用いただけるように努めてまいります。 ◎教育部長(仲宗根均君)   西辺幼稚園の環境整備についてお答えいたします。  西辺幼稚園のフェンス設置につきましては、平成29年度できる限り早く設置して、園児の転落防止等安全対策に努めてまいります。 ◆山里雅彦君   再質問を行います。  まず、下地島空港と周辺用地の利活用について、三菱地所株式会社から国内外に向けての利活用ということで、たくさんの観光客がお見えになるそうで、ことし2カ月後の6月に施設のターミナル整備を着工し、そして10月末には開業ということで、何かあっという間に始まりそうですね、来年には。来年の6月始まって……。                 (「来年10月」の声あり) ◆山里雅彦君   来年10月ね、株式会社FSOについてもですね、本年7月ごろから準備に入り、4年後の開業ということで、そういった意味ではですね、この両社合わせるとかなりの経済効果があると思いますが、1点だけ、数年後には両社合わせると70万人ぐらいですか、パイロット、株式会社FSOもですね、操縦士、免許取得者、目標として4年後には73万人ということであります。これだけですね、ことしの我々の宮古島の観光客数に匹敵するぐらいの数年後にはですね、この下地島空港用地利活用についてですね、効果があらわれるという目標なんですね。そこで1点だけ質問したいと思います。質問初日には高吉幸光議員がこの観光客70万人という話をされています。本市のホテル、旅館等の客室数、受け入れ態勢ということで取り上げております。前里光健議員も修学旅行の民泊の話、そして外国人の民泊の話に行政サポートはできないかと取り上げていました。そこで提案なんですが、国家戦略特区、特区事業ですね、そういった事業、民泊という形で何か特区民泊の形ということでありますが、調べてみたらですね。この宮古島市全体を特区エリアとして取り組んでみてはいかがでしょうか。というのはですね、この特区民泊をすると、国家戦略では民泊すると、要するに旅館業法の縛りがなく、そういった規定もなく、いろいろな自治体で民泊条例を制定して、その中である程度の縛りはありますが、出入り口には鍵が必要だとか、平米幾らとかありますが、ほとんどの自治体でできるそうであります。そういった意味ではですね、特区民泊はいかがでしょうか。これからの地元産、ニュースでは多良間島のほうでもそういったアンケートをとるとですね、余り地元にいろんなものが落ちないという形で、ちょっとニュースがありました。そういった意味ではですね、宮古島市一円を網羅した形で特区民泊とると、何がしかの対応ができるんじゃないかというふうに思っておりますので、もう数年後にはそれこそ百何十万人ですよね、予定でいくと。そういった意味ではぜひいかがでしょうか。これをもう一度お願いしたいと思います。  次の総合庁舎建設についてでありますが、宮古島市方針固めるとか、いろんな構想、計画とか、検討委員会であるとかですね、いろんな検討委員会の話をされております。保健センターも併設するという話も出ているそうであります、委員会でですね。1点だけこれも再質問したいと思います。この庁舎建設についてですね、これまで見ましたら、余り統一見解というのがされていないんですよ。曖昧な答弁が多々あるんですよね。策定委員会設置も含めてですね、副市長これまで私は個人的には庁舎建設については大賛成でありますが、もちろんこの事業は本市の総合計画の中、また合併協議会等で議論はあった、リーディング事業としての位置づけはあったというふうに思いますが、そうであってもですね、これまで議論は特に國仲昌二議員が取り上げておりましたが、すっきりした形でこの庁舎建設には望んだほうがいいのかなというふうに思っております。建設と決定し、建設に向けスタートしているように思いますが、このすっきりした形、副市長この1点ですね、ちょっと答弁願いたいと思います。よろしくお願いします。  次のスポーツ観光交流拠点施設、JTAドーム宮古島でありますが、本市の空の玄関口である宮古空港の正面、目の前にJTAドーム宮古島があります。空港を利用する観光客、地元の方々、市長万が一ですね、このJTAドーム宮古島が負の遺産になれば、大変なことになります。どうも済みませんでは済まないんですよね。私も大賛成で、せんだって今月何日でしたかね、副市長、16日ですか、シオフ・ジャパンといういろんな形でユネスコの無形文化財遺産審議会委員のメンバーでもあるNGO組織シオフ・ジャパンという日本の代表である堀さんという方がいらっしゃっておりました。その理由はですね、クイチャーパラダイスという集団がありまして、その20周年ということで、東京のほうに副市長も一緒に行きましたが、その中でですね、クイチャーパラダイスの世界各国で何カ国かでですね、ハンガリーとか、スペインとか、ポルトガルとか、いろんなところで芸能を発表しているんですね。その中で、主たる活動というのが、パンフレットにありますが、国際民俗文化芸術に係る国際フェスティバル、会議、シンポジウム、セミナー等の事業展開、国際民俗文化芸術及びそれに携わる実演家等の保護、育成、振興、いろんな項目あります。この20周年の中でですね、ぜひこのドームを利用して、宮古島国際交流フェスティバル(仮称)でありますが、そういった祭典をしてみたいという話があります。2年後ぐらいですか、それを目指しているということであります。沖縄県宮古全域、JTAドーム宮古島を中心としてですね、やりたいということであります。この団体は、世界約100カ国の国と地域にあります。そういった意味では、JTAドーム宮古島がですね、そういったところに使用されれば、いろんな形で宮古島市のプロモーション、金をかけずにといいますか、そういった形で世界に発信できるんじゃないかと思いますので、その事業はぜひ取り組んでいただきたいと思っております。  次に、空き家対策についてであります。国においてもですね、この空き家を放置できない状況にあるということで、国策として特別措置法を制定しました。市町村の空き家対策に法的根拠というのを与えたということであります。この今回の空家対策特別措置法は基本方針は示しておりますが、具体的に市町村が行う対策、施策までは定めていないということであります。これは、今後ですね、各自治体、市町村がこの計画書を作成して、取り組むということでありますが、その点少しもう一回この取り組みをどうしたいというのをですね、答弁していただきたいと思います。よろしくお願いします。  1つだけ、詳しくないんですが、ちょっと調べてみました。なぜ空き家がふえるかという、その一つの要因にですね、建物があると固定資産税等が優遇される。かなり優遇され、最大でも6分の1程度に税がなるという話、そして解体するだけで土地の固定資産税が最大で4.2倍になるという話、そういうのがあってですね、空き家を誰も解体しなくなったという話も聞こえております。その意味でも、この税の優遇制度は宮古島市でそういった形で減免なりですね、やっていくことによって、空き家が減るんじゃないかと思いますので、その点も考えてみてはいかがでしょうか。  次の平良港港湾計画についてであります。クルーズ船受け入れについてでありますが、本当にですね、北防波堤沖に岸壁整備ということであります。1点だけですね、このクルーズ船の増加に伴い、本市への経済効果が大きいと思いますが、本年度はクルーズ船の寄港回数86回でありました。そして、新年度予定として127回ということであります。答弁できる範囲で結構ですので、本市における経済波及効果、そして係船料、岸壁使用料等答えていただきたいと思っております。  次の農業振興、西原地区圃場整備についてでありますが、農林水産部長の答弁では第3地区終了後第4地区以降まとめて整備するということで、かなり西原地域はほかの地域と違っておくれております。もっとおくれている地域もあると聞いておりますが、ぜひ早急な整備を県のほうにお願いしていただきたいと思っております。よろしくお願いします。  次の大浦湾、時間ないね。アーサの収穫今されているんですよね、アーサ、モズクの収穫。平成29年度で整備することということでありますので、早急に整備していただきたいと思っております。  下崎西原線よろしくお願いします。添道1号線については、1点だけ。県道と西側のこのいびつな整備されていない状況があるということで、何名も地域住民の方から何でしないのかという指摘がありました。どういうふうにしていくのか、お伺いしたいと思います。  西辺幼稚園のフェンスについてはよろしくお願いします。  以上、答弁を聞いて再度質問したいと思います。よろしくお願いします。 ◎市長(下地敏彦君)   下地島空港、そして平良港のクルーズ船の対応等で、多くの観光客が宮古島に訪れるというのは、もう想定済みであります。したがって、その人たちの宿泊の施設をどうするかというのも考えなければならない重要な課題だというふうに思っています。国において、特区の制度というのができておりますから、これを具体的にやるためにはやはり条例の制定ということも考えなければなりません。ほかの市町村の事例等も研究しながら、どうすればいいのかというのをこれから検討してまいりたいというふうに思います。  それから国際民俗文化芸能祭、これについてはぜひやったほうがいいと思っております。開催に向けて説明に参りました堀さんたちともですね、これから協議を進めてまいりたいと思います。 ◎副市長(長濱政治君)   総合庁舎建設について、何かすっきりとしたというふうな話でございました。どうすればすっきりするのかよくわかりませんけれども、ただ経緯をもう一度説明しながらお話ししたいと思います。  総合庁舎の建設に関しましては、市の新市建設計画にリーディングプロジェクト事業として位置づけ、中期財政計画におきましても、概算施設建設費用を想定し、実施予定として盛り込んでまいりました。この新市建設計画は、合併前に新しいまちづくりとして宮古5市町村合併推進協議会で方針等を決定し、合併後の宮古島市に引き継がれております。その中で、公共的施設の総合整備について、合併に伴い支所となる旧庁舎等については、住民ニーズに対応した適正な本庁、支所機能、コミュニティー機能整備を図るとされておりました。また、新市建設計画の変更に際しましては、市町村の合併の特例に関する法律第5条の4第1項の規定に基づき、設置されました地域審議会、5つの地域審議会がございますけども、に市民意見を反映する目的も含め、平成26年10月に諮問いたしまして議論していただきました。平成27年1月にはその議論の結果、変更についての承認の答申をいただいております。その同年2月には県と協議し、同意を得た上で、平成27年3月定例会に新市建設計画については議案上程いたしました。その際、総務財政委員会でご審査いただきまして、一般質問でも数名の議員の皆様から新市建設計画のリーディングプロジェクト事業に位置づけられている総合庁舎建設に関してご質問をいただきました。その計画を盛り込んだ新市建設計画につきまして、議会で承認をいただいているところでございます。これが経過でございまして、そういう経過を含めまして、こういうふうに計画に盛り込まれた内容につきまして、先ほど答弁いたしましたように、こういう理由でどうしても必要であるというふうな位置づけで今基本構想、基本計画を策定する手続を進めているということでございます。なお、ほかの市町村でもですね、基本構想段階で市民アンケートとか、パブリックコメントというものをとっておりますので、それは当然やっていってですね、総合庁舎建設計画の中に盛り込んでいくというふうに考えているところでございます。 ◎建設部長(下地康教君)   3点ほど再質問がございました。  まずはですね、空き家対策に関する件でございますけれども、次年度、平成29年度には専門家、法律家も含めたですね、法定協議会を設立をして、その空き家の対策計画を策定していくと。それにあわせてですね、市も条例の策定という作業がございますので、その中でまた詳しい税の優遇措置であったりとか、そういったものを決めていくことになると思います。  次に、クルーズ船に関するご質問でございますけども、これは平成28年度でですね、クルーズ船の平良港への寄港数は86回ありました。その内訳ですけれども、中国、それと台湾、その他といった形で、12万5,000人余りのお客さんが来島していただいております。これらの経済効果はですね、平成28年度はおおむね42億8,000万円というふうに推測をしております。次年度、平成29年度においては約130回の寄港予定がございますので、平成28年度のですね、実績の予測からしますと、平成29年度はおおむね50億円を超えるだろうと、経済効果がですね、そういうふうに試算をしてございます。  また、岸壁の使用料でございますけれども、平成28年度は900万円余りの岸壁使用料が入ってございます。  次にですね、添道1号線の道路整備に関するご質問でございますけれども、これは県道の通称狩俣線ですか、西辺地区に接続する添道1号線の箇所でございますけれども、山里雅彦議員ご指摘のとおりですね、現在ちょっと道路整備が一応アスファルトまでは敷かれているんですけれども、接続点がちょっといびつであるという状況が発生してございます。これは、地権者の方と用地に関する交渉がまだ契約に至っておりませんけれども、平成29年度はしっかりと交渉を行いまして、それをまた計画どおりの交差点にしていきたいというふうに考えております。 ◆山里雅彦君   総合庁舎建設については、副市長それはわかるんですよね、市庁舎の位置づけというのは。それを踏まえてですね、この建てる、庁舎建設に対する機運といいますか、議会も含めた、当局も含めた形のさあ、やりましょうということだったんですが、時間がないのでこれで結構です。ぜひその辺もしっかりやってください。  市長、やっぱりJTAドーム宮古島なんですが、本市の空の玄関口宮古空港の真ん前にあります。本当にですね、そういった意味では議会も行政もしっかりとですね、宮古島市の財産、宝でありますので、しっかり経済効果、それを利用した形の経済効果がクルーズ船に負けないように、議会も行政も頑張っていきましょう。  これで私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(棚原芳樹君)   これで山里雅彦君の質問は終了しました。 ◆仲間則人君   質問に入る前に、一言お祝いを申し上げたいと思います。下地敏彦市長就任おめでとうございます。下地敏彦市長には、宮古島市の将来を担い、市民の期待を一心に背負い、これからの宮古島市発展のため、また公約実現に向け、市民の声に耳を傾け、決断と実行力で市民サービスをより充実させ、市政の責任はみずから受ける覚悟で頑張っていただくようよろしくお願いいたします。また、副市長に就任されました長濱政治副市長、就任まことにおめでとうございます。市民の期待は大なるものでありますので、下地敏彦市長の片腕として、期待に沿うよう頑張ってもらいたいと思っております。市長、副市長におかれましては、健康に留意され、宮古島市の発展のために頑張っていただくよう期待をいたしたいと思っております。  それでは、通告に従いまして一般質問を行いたいと思います。通告の内容がダブるところも多々あると思いますので、状況を見ながら割愛なり、また私見なり述べながらやっていきたいなと思っております。  まず初めに、市長の政治姿勢についてであります。まず、総合庁舎建設でありますが、今先ほど山里雅彦議員のほうからも質問がありました。この件については、私も私なりのまた意見を言いながら質問していきたいなと思っております。総合庁舎建設の計画でありますが、5市町村の合併の前提条件は分庁舎方式でありましたが、10年が過ぎ、現在の行政運営を改善し、市民福祉の向上をなお一層図るため、合併特例債が2020年度まで適用できることから、新市建設計画の中で総合庁舎建設が進められると理解していますが、これからのこの総合庁舎建設について、どのようなタイムスケジュールになっているのか。また、各支所の後利用はどのようになっているのか、総合庁舎建設とともに、各支所の後利用はどのように考えているのか、お伺いいたします。  次に、旧城辺町役場跡地での児童館建設についてでありますが、この件につきましては、下地明議員も質問していたと思います。跡地利用検討会を平成26年2月に設置したものだと思っております。高齢者から子供までの多くの交流が持てる児童館を整備するということで、市の方針が決定しているものだと思っております。今後この旧城辺町役場跡地での利活用、児童館含め、また諸事情があっていろんな建設がおくれているものだと思っていますが、この跡地利用を早急に何らかの形でやってもらいたいなと思っております。その進捗状況、また今後の展望はどのようになっているのかをお聞かせください。  次に、伊良部大橋橋詰広場計画についてであります。伊良部大橋が開通して、はや2年を過ぎました。いまだに観光客がふえ、今伊良部島では観光客は来るんですけど、なかなか地元に滞在時間が短いということで、ぜひとも早急に伊良部大橋橋詰広場を建設してほしいというふうな声が多々聞こえるものであります。そこで、伊良部大橋橋詰広場の現在の進捗状況と今後の計画はどのようになっているのか、お伺いしたいと思います。  次に、天然ガス付随水の活用計画についてでありますが、今城辺保良地区において、この付随水、これを利活用することによって城辺がどんどん、どんどん活性化していくのではないか、今現在は衰退していくばかりではないかなと、人口比からいたしましても。それを歯どめをかけるためにも、この天然ガスを利用した地域の活性化を、これは一日でも早く、一年でも早く必要だと思っております。市としては、利活用を含め、どのような検討をしているのか、もし検討しているんであれば、この利用計画をお聞かせ願いたいと思っております。  次に、専門学校や大学を誘致する計画については、前里光健議員がたくさん質問されて、当局のほうも事細かく説明していましたので、それは割愛したいと思っております。  次に、与那覇湾環境整備についてでありますが、ラムサール条約に登録され、水辺を守るということで設定されました。与那覇湾整備計画で、今年度の計画はどのようになっているのか、これまでの計画、そしてまた今後の計画等があればまたお聞かせください。  次に、農林水産業についてであります。新技術実証栽培ポットファームについてでありますが、去年またおととし2カ年にわたり赤字が出ています。この実証栽培ポットファームは、これからの後継者育成のためにも非常に必要な施設だと思っております。2カ年連続の赤字ということで、これ本当に農家がこれをそのまま受け入れた場合、これでは農家はやっていけません。幸い実証実験の場でありますが、その実証実験の当初の計画と現在の実績、そしてまた関連しますけど、今後この実証栽培施設をどのような方向づけで持っていくのか、当局のお考えをお聞かせください。  次に、葉たばこ農家への補助についてであります。実を言いますと、昨年、一昨年2年連続で葉たばこ農家は非常に苦労しているところであります。市のほうからも多々セーフティネット資金等々の利子補助は受けているものだと非常に感謝しております。しかしながら、緑肥等そして堆肥購入等については、なかなか葉たばこ農家までは回ってこないというのかな、いろんなものもなかなかできない状態というか、常にサトウキビ中心でやっているものだと思います。これについて、私たち耕作組合側も何らかの形でこの緑肥等また堆肥等の購入への補助はできないものかと、今組合の中でも話をしているところであります。そこで、緑肥等また堆肥購入等について、葉たばこ農家への幅を広げていただけないものか、その辺お答えを頂戴いたします。  そしてまた、この葉たばこ農家が今抱えている問題等、そういったものを耕作組合と市の農政課の協議会、その場をぜひとも立ち上げてもらいたい、ほかの畜産農家やら、サトウキビ、マンゴー、そういった方々との交流会、また協議会の場は持たれているものだと聞いております。ぜひとも宮古島の産業である葉たばこの耕作組合とも協議の場をつくってもらいたいと、そういった計画はしていないのか、よろしくお願いいたします。計画があるのかないのか、お聞きいたしたいと思います。  次に、宮古食肉センターについてでありますが、新しくできて1年がたとうとしております。旧宮古食肉センター平成27年4月から平成28年3月までの処理頭数と新宮古食肉センター平成29年2月までの処理頭数をもしおわかりであればお聞かせください。  次に、優良繁殖・肥育素牛導入促進事業についてであります。この件につきましては、先日平良隆議員も質問していました。ぜひとも自家保留牛に対しても復活して事業導入はできないものか、その辺を農林水産部長のほうにお伺いしたいと思います。  次に、有害鳥獣駆除事業についてであります。まず初めに、被害状況はどのようになっているのか。そしてまた、平成28年度の捕獲頭数、現在有害鳥獣は大体どのぐらいいるのか、わかる範囲でいいですので、お答えください。  次に、水産振興についてであります。漁業と観光業がリンクした6次産業の振興を図ると述べておりますが、具体的にどのようなことをするのか、まずはお伺いしたいなと思っています。農業の場合の6次産業というのは、今はムラサキイモという形でやっているものだと思います。水産業における6次産業というのは、果たしてどのような形でやっていくのか、それをどの場所でどのような形でやっていくのか、そこら辺をお伺いしたいと思っております。  次に、後継者育成についてでありますが、これは水産業または農林業、水産業これ両方に含まれていますが、農業関係、水産関係において後継者育成について、どのように取り組むのか、そしてまた後継者に対してどのような優遇措置があるのか、水産業また農林業、その辺もお聞かせください。  次に、教育行政についてであります。児童生徒による不登校、登校渋りについてであります。この件につきましては、ことしですかね、小学6年生がオートバイ、それも飲酒運転、大きな事件が起こりました。そして、中部のほうでもまたSNS、インターネット動画でいじめとか、そういうものも大きな事件として取り上げられていました。そういうことから、我々宮古島市においても現在不登校、そして登校渋りによる児童生徒はどれくらいいるのか、その原因はなぜなのか、どうしてなのかということをお聞きしたいと思います。また、それに対して学校側との聞き取り調査、それは常に行っているのか、そしてどういった答えが返ってきているのか、これはこの事件があった以降、学校側は事件になると思わなかったとか、いろんな逃げ言葉で対応しているような気がしてなりません。そこを実際教育委員会も学校側、そしてまた父母のほうからの聞き取りはどのようになっているのか、お伺いしたいと思います。  次に、宮原小学校の利活用についてでありますが、昨日新里聰議員のほうからもたくさん質問、そして提言なりあったと思います。実は、一緒にあいあいファーム、湧川小学校のほうにも行っておりました。非常に活気のある利活用をしているんだなと。そして、体育館とか、運動場は映画の撮影とか、いろんなものに利活用されているそうです。そして、きのう教育長のほうから行政財産から普通財産へ移行するということでありました。そしてその後応募ですか、学校を利用したい、応募に関しては教育委員会が窓口になるというふうにおっしゃいました。行政財産から普通財産になるのにちょっとだけあれと思いましたので、普通財産になるのに教育委員会が窓口になるというのはどういうことなのかなと、窓口が2つになるのかなということにちょっときのうふと思いましたので、その辺の整合性をもしよければお聞かせください。  答弁を聞いて、再質問をしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◎副市長(長濱政治君)   総合庁舎建設計画について、タイムスケジュール等についてお答えいたします。  今後のスケジュールといたしましては、まず建設予定地の選定をいたしまして、現在進めております基本構想、基本計画の策定が終了いたしましたら、ことしの10月以降に設計委託業務を発注し、施設設計を平成30年度中に完了を予定しております。その後平成31年度には建設工事に着手し、合併特例債発行期限であります平成32年度完成を目指しまして、平成33年度の開庁を目標に計画を進めていきたいと考えております。各庁舎の後利用に関しましては、現在各庁舎にございます支所機能は残していく考えでありますが、庁舎の後利用全般については、総合庁舎の位置が決定した後検討するということになろうかと思っております。 ◎教育長(宮國博君)   疑問に思っておられるようですから、再度説明しますけれども、教育財産として我々のほうが管理している間は、我々のほうがその対応をしますよと、利用したいというふうな人たちがどんどん出てきますのでね、それについては教育財産として我々が持っている間は教育委員会のほうで対応しますと。これが普通財産に移ったときには、総務部のほうでお願いしたいと、こういうことでございます。両方から来るというわけではございません。 ◎企画政策部長(友利克君)   天然ガスについての質問に関してお答えをいたします。  天然ガスの利活用につきましては、平成27年度に宮古島市天然ガス資源利活用推進計画を策定いたしました。本年度において試掘井、井戸ですね、の能力調査を行っておりまして、宮古島市天然ガス資源利活用実施計画の策定に向けて取り組んでいるところでございます。今年度の揚水調査の結果、付随水これはかん水でございますね、の1日当たりの限界揚水量が600キロリットル、井戸元の水温が約70度、水溶性天然ガスの分析結果はメタン濃度が約56%、ガス水比が0.78となっております。この0.78と言いますのは、水1に対してガス0.78ということでございます。この結果を踏まえまして、来年度は農業分野での利活用を図ることを目的に、ガスと熱を利用した農業利用小規模実証事業の実施、また付随水、かん水を利用した温浴事業の可能性を図ることを目的に、宮古島海宝館におきまして、足湯を実施する考えでございます。
    ◎福祉部長(豊見山京子君)   旧城辺町役場跡地での児童館建設について、現在の進捗状況はどのようになっているかということをお尋ねになっていました。  城辺地区の児童館建設につきましては、旧城辺町庁舎の跡地利用検討委員会の提言を受けまして、児童館、その他施設との複合施設を整備することで、市の方針を決定しております。児童館、その他の建設につきましては、城辺地区の中学校の統合計画策定委員会で決定され次第早期実現に向けて取り組んでまいります。 ◎生活環境部長(下地信男君)   与那覇湾の環境整備についてです。与那覇湾の環境整備につきましては、与那覇湾及び周辺利活用基本計画に基づき整備を実施しているところでございます。これまで平成26、27年度で崎田川湧水部の石積み整備、それから池田橋付近の作澪工事、それから製糖工場前の石積み突堤改修工事等を行っており、本年度は親水性を高めるための自然観察施設を整備いたしました。平成29年度、新年度におきましては、与那覇サニツ浜から長崎を経由して宮古島東急ホテル&リゾーツの西側に至る遊歩道の一部の修繕改修整備を行います。整備延長は、約500メートルを予定しております。それから、遊歩道につながる駐車場整備といたしまして、乗用車10台程度の広さを確保して、利用者の利便性を高めてまいりたいと思います。  平成30年度に向けまして、今後の取り組みですけども、平成30年度に与那覇湾の植生が観察できる、それからサイクリングロードとしても活用できる遊歩道の整備あるいは海藻、藻場の再生取り組んでまいりたいと考えております。 ◎農林水産部長(砂川一弘君)   農林水産業について、新技術実証栽培施設管理事業についてお答えいたします。  当初計画と現在の実績はということですが、当初計画は年間で収量26トン、収入、売り上げですけども、これを約910万円と見込んでおりました。しかし、実績としましては、1年目は収量が4.2トン、収入が254万589円です。それから、2年目ですけども、ことしの2月末現在で収量が3トン、それから収入が180万円となっております。今後の計画はということですけども、今後につきましては、平成29年度は引き続きデータ等の集積を中心に実証試験を行い、将来的には農家への委託あるいは指定管理にしていきたいと考えております。  次に、葉たばこ農家への補助について、緑肥、堆肥等購入への補助はできないか、耕作組合と市との協議会の計画はないのかということについて一括してお答えいたします。仲間則人議員からもありましたが、サトウキビにつきましては、宮古島市肥料購入補助金交付要綱に基づいて、助成をしているところでございます。葉たばこ生産農家に対しても、緑肥、堆肥等の助成が行えるよう要綱の改正等を考えております。しかし、その前にですね、一度耕作組合と意見交換を行い、葉たばこ生産農家への支援方法や協議会の設置も含め、検討したいと思っております。これらを踏まえて要綱の改正あるいは新たな要綱の制定が必要なのか、その辺も考えていきたいと思っております。  次に、宮古食肉センターについてお答えいたします。旧宮古食肉センターでの処理頭数の実績は、牛が78頭、豚が618頭、ヤギが480頭となっております。それから、新宮古食肉センターのことし2月28日までの処理頭数は、牛が198頭、豚が497頭、ヤギが317頭となっております。  次に、優良繁殖・肥育素牛導入促進事業について、自家保留牛に対しても事業導入はできないかということについてお答えいたします。先日平良隆議員にもお答えをいたしましたが、優良繁殖雌牛自家保留奨励事業は、優良な母牛への更新を高め、安定した農家所得の向上を目的に、平成20年度から平成25年度まで実施をしてきました。しかし、子牛の高騰により子牛の販売が進み、自家保留牛も販売対象としていることから、増頭効果の高い優良繁殖・肥育素牛導入促進事業に切りかえ、平成26年度から繁殖牛の確保に努めております。また、平成28年度は畜産振興を図るため、助成額を引き上げ、支援を行っております。この事業の目的は、繁殖生産基盤の拡充強化、肥育農家の育成を目指しており、JAおきなわのリース事業とタイアップして進め、畜産農家の運営資金としても活用されるため、畜産農家には有利な制度と考えております。このような経緯で変更したことと、子牛価格が高値で取引されていること等を考慮し、当分の間は現在の制度で支援をしていきたいと考えております。  次に、有害鳥獣駆除事業についてお答えいたします。被害状況ですけども、有害鳥獣の被害については、イノシシの被害が宮古本島の北海岸、高野から新城沿いですけども、海岸沿いで宮原水辺公園周辺、それからクマザ、比嘉ファームポンド周辺、浦底漁港周辺、新城海岸周辺のサトウキビに被害が出ております。さらに、新植夏植えについても被害が出ている状況にあります。それから、クジャクについても芋や植えつけ後のカボチャに被害が出ている状況にあります。カラスについては、牛舎の飼料等に被害があり、猟友会が駆除を実施しております。平成28年度の捕獲状況ですが、イノシシが14頭、クジャクが120羽、カラスが67羽を駆除しております。  次に、水産振興について、漁業と観光がリンクした6次産業の振興を図ると言っていますが、具体的にどのようなことをするのかということについてお答えいたします。漁業と観光がリンクした6次産業の振興については、現在整備を進めている伊良部漁業協同組合地区における海業支援施設を利活用した観光者向けの漁業、漁村体験や地域水産物による加工品の民泊への活用等により、都市漁村交流を通して6次産業化を推進し、地域の活性化につなげていく取り組みとなります。施設の供用開始に向け、伊良部漁協地区産地協議会において、漁業、漁村体験メニューの構築や加工品開発等について取り組みを行っているところでございます。  次に、農業、漁業の後継者育成についてお答えをいたします。まず、農業関係の後継者育成については、新規初期投資支援事業を活用して、小型トラクター、それからパイプハウスの導入事業による支援、それから農業次世代人材投資事業として、年齢が45歳未満かつ農業を開始して5年未満の青年就農者を対象に最長5年間、年間で150万円を支給する事業もございます。夫婦の場合は225万円が支給される事業となっております。  それから、水産関係の後継者育成については、国の支援で行う新規漁業就業者確保事業があり、漁業協同組合が窓口となっております。この事業は、独立自営を目指す研修生の指導者に研修生の賃金等の研修経費を助成する制度となっております。それから、市が実施している事業としては、新規就業者特別対策交付金事業があり、漁業再生のために組織された事業活動組織において要件を満たした新規就業者に対して、漁船等をリースするという事業であります。また、県の事業として、新規就業者に対する漁具等の購入費の8割を補助する制度があり、こちらは漁業協同組合が窓口となっております。後継者の育成に向けては、市と漁業協同組合で連携を図りながら、新規就業者の支援に努めてまいります。 ◎教育部長(仲宗根均君)   児童生徒による不登校、登校渋りについてお答えいたします。  不登校児童生徒のここ3年間の推移といたしましては、平成26年度は41名、平成27年度は41名、平成28年度1月末現在では46名となってございます。登校渋りにつきましては、平成26年度が24名、平成27年度は21名、平成28年度1月末現在では23名となってございます。学校側から聞き取り調査を行ったかというご質問でございますが、不登校、登校渋りを含めた問題行動の報告については、毎月全小中学校から報告がなされており、実態把握に努めております。学校と連携して教育相談員やスクールソーシャルワーカーの派遣や問題行動等学習支援員の配置を行うなど、個々の子供の特性や家庭環境を把握して、状況に応じた支援を行っているところでございます。また、学校に行きたくても行けないなどの子供の様態に応じて適応指導教室、これはまてぃだ教室と呼ばれているんですが、やサポート教室、これは平成28年度に貧困対策事業としてスタートいたしましたぬくもり教室ですね、サポート教室と呼ばれています。など学校外の子供の居場所においても学習支援を行っているところでございます。 ◎伊良部支所長(佐久川豊正君)   伊良部大橋橋詰広場の進捗状況と今後の計画についてお答えいたします。  伊良部大橋橋詰広場の用地に関しましては、事業主体である沖縄県宮古土木事務所の所長以下担当職員の粘り強いご努力、そして当該計画地域内の私有地を所有する皆様のご理解とご協力によりまして、私有地は全て売買契約を完了していると伺っております。この場をおかりして、関係する皆様にお礼を申し上げます。ありがとうございます。当該計画地域内にある市有地についても去る3月14日付で売買契約を締結して、全ての用地約8,000平方メートルの確保が完了しております。今後の計画としましては、沖縄県宮古土木事務所に確認したところ、伊良部大橋橋詰広場整備に関しては、現在詳細設計を委託しており、新年度の平成29年度上半期には造成工事を発注する予定で、平成30年度に本格的な整備工事を実施するとのことであります。当該伊良部大橋橋詰広場内には、宮古島市としても地域振興施設の建築を計画しています。施設の概要としましては、2階建てで1階に農水産物や加工品、お土産品等の物産販売所、2階に伊良部大橋と周囲の自然を眺望しながら食事のできるレストランを配置する計画であります。建築の時期としましては、沖縄県が実施する造成工事の進捗状況を勘案し、調整しながら進めていきたいと思います。伊良部大橋橋詰広場及び地域振興施設の早期完成により、伊良部地域はもとより、宮古島市の産業、観光業がますます発展し、地域の活性化につながるものと期待しております。 ◆仲間則人君   答弁ありがとうございました。順を追って再質問をしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  まず最初に、総合庁舎建設計画についてでありますが、建設委員会が2月28日に開催されたと思われます。そのときの内容というか、議題というか、そういったものはどのようなものであったか、建設候補地の選定の考え方とか、いろんなものがあったと思います。それによって、敷地面積等そういったものも一緒に委員会のほうでもあったでしょうか、もしそういった詳細がわかればぜひお聞かせください。  次に、旧城辺町役場跡地の利用でありますが、今定例会の答弁を聞いていく中で、城辺中学校の合併協議会の方針とともに、これを城辺地区の学校規模適正化の取り組み状況を勘案しながら、注視しながらやっていきたいと、その跡地の計画はですね。それがこの学校規模適正化という、もし統合した場合平成33年4月開校を目指していますよね、教育長ね。ということは、この跡地利用というのは平成31年、平成32年ごろにじゃ計画はされるのか、これを受けて跡地利用のものはじゃ平成30年、平成31年あたりに基本計画ができ上がってくるのか、その辺がもしわかるんであれば、ひとつよろしくお願いいたします。  次に、伊良部大橋橋詰広場でありますが、用地面積が8,000平方メートルと、そして2階建てということであります。これ非常に私たち宮古島市に対しては、本当に大きな観光起爆剤になるものだと思っております。また、下地島空港の利用も決定していることだし、ぜひともね、開港と同様にこの伊良部大橋橋詰広場が利活用できるように、ぜひとも前向きに、早急に建設ができるよう当局の皆さんにはご尽力をよろしくお願いいたします。  天然ガス付随水についてでありますが、農業利用をしていくということで、また宮古島海宝館に足湯のほうを計画しているというようなことですので、ぜひとも東海岸そこの特に城辺保良地区の活性化も含めてですね、早急に利用できるようよろしくお願いいたします。  質問ちょっと戻るんですけど、伊良部支所長この伊良部大橋の橋詰広場の場所等がわかるんであれば、その場所等もこの場で報告お願いします。  次に、与那覇湾環境整備でありますが、今生活環境部長のほうから駐車場整備も含まれているということでありましたが、駐車場はどの場所に整備するのか、その辺をお答えもらいたいなと思っております。  次に、農林水産業について、ポットファームでありますが、当初の計画がこれ最終年次ですか、農林水産部長26トンですか、最終年次はいつを指して最終年次なのか、計画としてのね。26トン出るまで実証栽培をしていくのか、何年度に26トンというのを目標でやっているのか、まずそこをお答えできればよろしくお願いします。  将来に向けては、農家への委託あるいは指定管理にしていくということですが、ぜひともね、実証試験が終わってトマトだけじゃなく、ほかの作物も実証試験をやってもどうかなと思っております。そしてまた、2年連続当初1年目4.2トン、2年目3トン、なぜこのような1年目の場合は液肥等いろんなものがまだ調整がきかなくて、実績がそうでありましたという答弁でありました。2年目3トンということは、話によりますと11月に職員がやめた。それに追い打ちをかけるように次はポンプの故障になったということを聞いております。ぜひともね、年々、年々何かの都合で収量も落ちていっていますので、ぜひ実証栽培ですので、宮古島の農家が本当に見てこのファームは本当にすごいものだなというふうな形でね、やっていければ後継者育成に対しても、これは非常にいいものじゃないかなと思っております。  次に、葉たばこ農家への補助事業でありますが、農林水産部長のほうからは前向きに協議会なり、また話し合いはやっていきたい。そしてまた、緑肥、堆肥等についても幅を広げていけないものか協議を重ねながら前向きに検討していきたいというお答えがありました。まことにありがとうございます。  次に、優良繁殖牛でありますが、自家保留牛に対しても復活ということで質問しました。現在県外から25万円優良繁殖牛、そして県内で20万円、この間平良隆議員も同様な考えだったというか、その考えでありましたけど、自家保留牛に対しても県内というふうな位置づけで20万円、これはもちろん担保をつけてですね、保留した牛が出産するまでとか、そして種つけをちゃんと確認できた、それにおいてはこの自家保留に対しても補助金を導入するという形で、農家にもいい牛を持っている方はいます。それを自家保留していくのも一つの案ではないかなと思っております。平良隆議員への答弁は、宮古和牛改良組合と協議していきたいというふうな話でありましたので、ぜひともこういった案も提案しながら、協議していければうれしいなと思っておりますので、当局のお考えをよろしくお聞きしたいなと思っております。  次に、有害鳥獣駆除事業についてでありますが、イノシシが14頭、クジャクが120羽、カラスが67羽というふうな状況になっています。ちょっと答えてもらわなかったんですが、これはイノシシだけでいいですので、現在の頭数は大体おおよそどれぐらいいると思われるのか、その頭数をお答えください。それで被害状況というのは、サトウキビが食べられているのか、芋じゃなくて、大体おおよそどれぐらいの被害面積というんですかね、総額というか、そういったものを教えてください。  次に、児童生徒による不登校、登校渋り、聞きたい答えがもらえなかったんですが、学校側からの聞き取り調査というのは、どういったことで不登校になっているのか、それとどういった原因で登校渋りになっているのか、その辺を学校側、しいては父母のほうからも不登校とか、登校渋りしているとこからも聞き取り調査は行っているのかということを実は聞きたかったです。それもし実態調査がわかっていればぜひお答えをいただきたいなと思っております。  答弁を聞いて再々質問したいと思います。 ◎生活環境部長(下地信男君)   与那覇湾環境整備に伴う駐車場はどの場所かというご質問でしたけれども、与那覇サニツ浜の西側に湾内久松方向に突き出た地区を長崎地区と言っておりますけども、その長崎地区の中央部分に旧下地町で遊歩道とあわせて整備したトイレ、シャワー施設があります。ちょっと休止状態になっておりますけど、そのあたりをその休止しているトイレ、シャワー施設の整備も含めて、その近くの場所を想定しております。 ◎福祉部長(豊見山京子君)   城辺地区の児童館、その他の複合施設につきましては、今後教育委員会と具体的に詰めていきたいと考えております。 ◎農林水産部長(砂川一弘君)   新技術実証栽培施設についてですが、計画の最終年次が26トンという話ですけども、年間のですね、計画が収量で26トンということで計画をいたしておりました。  それから、ほかの作物への転換はできないのかという話ですが、平成29年度も一応はトマトで実証をしていく予定ですが、その中でほかの作物への転換もできるか、例えばイチゴとかですね、その辺ができないか、その辺も含めて検証していきたいと考えております。  それから、自家保留牛に対しての助成ですけども、確かに平成25年度までは自家保留牛に対して5万円の助成をしてきました。当初5年間で助成をしてきたんですけども、その5年をたたないうちに売買したりというのがあって、議員からもお話がありましたけども、種づけして妊娠を確認した後にやってもいいんじゃないかという話でございます。ただ、今やっている自家保留牛、県内20万円とかですね、これとそれから自家保留牛をやると、同じ補助メニューでですね、助成する形になると思うんですね。ですから、これにつきましては、平良隆議員にも答弁しましたけども、どの方法がいいのか、宮古和牛改良組合あるいは生産農家と話をさせていただきたいというふうに考えております。  それから、有害鳥獣の駆除ですけども、イノシシがどれぐらい生息しているかというお話でございます。現場の足跡等から推測しますと、約50頭はいるのではないかというふうに推測しております。このイノシシの駆除につきましては、平成29年度も2回ほど猟犬を使っての駆除を予定をしております。  被害面積はということですけども、被害面積までは確認はしておりませんが、数カ所の畑でですね、部分的にイノシシの被害が出ております。 ◎教育長(宮國博君)   不登校になった理由、それから学校からはちゃんと来ているのかという話でございますが、学校からはですね、個別具体的に報告は上がってきます。それをまとめて我々はいるわけです。それに対する対応を今度はまたやっぱり個別具体的に対応していかなきゃならないというのが現在の不登校の児童生徒の状況でございます。ただ、その原因というふうになってきますとですね、やはりこれもなかなか説明が難しいわけなんですが、いろいろ対応を専門的に一人一人に当てはめていくとですね、これは相当の説明が必要になってきますので、それは私なりにまとめてありますが、生活リズムが崩れるとか、あるいは遊び型になってしまって、もう学校に行かないとか、あるいは家庭内の不和があって意欲をなくしたとか、それから低学力によって学校に行きたくないというような事情とかあるいは集団に不適応な子供たち、これは心因的なものだというふうに我々まとめるわけですけども、大変に難しい状況にあるわけです。単純に不登校ですよねという形で、この子が要するに怠けているというふうなことで押さえられない部分があるものですから、この不登校の子供たちに対する対応というのは大変に難しい状況に今日あるということでございます。ただ、どの子が不登校になり、どの子が不登校から立ち直るかというふうなのはですね、具体的に見えないわけなんですよ。毎日、毎日のその対応の中で不登校の状態から立ち直ったと。ところが、楽しく学校に来ているけども、ある日突然不登校になるというような状況等がありますので、これはもう大変難しいことであります。ですから、いつでも目を光らせて、子供たちを観察しながらやっていくというのが学校現場の大変苦しい状況にあるということをご理解ください。 ◎伊良部支所長(佐久川豊正君)   場所につきましては、伊良部大橋の伊良部側つけ根の真っ正面、傾斜になった部分であります。一応計画平面図、これ概要図なんですけどございますんで、後ほどこれは差し上げたいと思います。 ◎振興開発プロジェクト局長(多良間雅三君)   2月28日に行われた第1回の宮古島市庁舎等建設委員会の内容についてということでした。まず、宮古島市庁舎等建設委員会では、委員の皆さんに宮古島市庁舎等建設委員会の条例を説明をいたしまして、それからスケジュールについて説明、それから現庁舎の現状と課題、総合庁舎の必要性、それから合併特例債、宮古島市総合庁舎整備事業全体スケジュール、それから庁舎建設の基本方針及び必要な機能について、施設規模の算出について、それから候補地選定の考え方、この8項目にわたって説明をして、審議をしていただきました。  まず、必要面積についてはですね、総務省と国土交通省、これの起債事業費算定基準とか、国土交通省の新庁舎面積算定基準とかいう基準がございますので、それに基づき今現在の職員数、これとあわせた形で駐車場のスペース、車が何台あるかというふうなこと等を踏まえてですね、仮の面積を算定をしております。そういったことで、必要な面積について、まず敷地の規模がどれだけあればいいか、それから延べ床面積が幾らあればいいかとか、そういったものを一応提示をいたしまして、委員の皆さんに審議をしていただいたというふうなことでございます。これ総合庁舎に必要な面積というのは、下限が2万300平方メートル、上限が約2万4,000平方メートルというふうなことで説明をしております。  それと、まず建設候補地選定の考え方といたしまして、これは前提条件がございますけれども、位置及び敷地規模等により、建設候補地を選定するに当たっては、まずは基本条件として地方自治法にのっとりますよと、それから財政負担等に考慮し、公有地を優先的に検討していきますよと。それと、原則非現地の場合、現状敷地以外はですね、建築物等がない一団地の土地が優先的になりますよと、これを検討しますよということです。基本構想をこれから策定していきますので、これに合致したまた場所でなければいけないよというふうなこと等について、審議をしていただきました。特段委員の皆様から意見もございましたんですが、また次回ではスケジュール的に何を決めていくというふうなことをお伝えし、閉会というふうなことになっております。 ◆仲間則人君   答弁ありがとうございました。  最後に、今年度で定年退職される方々に、きょう一つの市として順調に市政運営されておりますことは、定年退職なされる皆様方のご尽力のたまものであり、感謝申し上げます。定年後は健康に留意され、長年にわたり培った知識と知恵を生かし、宮古島市の発展のためにご協力いただきますよう祈念申し上げ、3月定例会の一般質問は終わらせていただきます。大変ありがとうございました。 ○議長(棚原芳樹君)   これで仲間則人君の質問は終了しました。  午前の会議はこれにて休憩し、午後の会議は1時半から再開します。  休憩します。                                     (休憩=午後零時00分)  再開します。                                     (再開=午後1時30分)  午前に引き続き一般質問を行います。  順次質問の発言を許します。 ◆濱元雅浩君   何か皆さん元気ないですけれども、WBCの件は触れるなとうちの会派会長から言われておりますので、決して触れませんけれども、午後も元気を出していきましょう。  3月定例会で一般質問をさせていただきますけれども、議員になってあっという間に次の改選を迎えるところで、宮古島市議会の最年少議員として初々しく議会活動をしてきた私でございますが、ことし1月に8つも年下の前里光健議員が当選してきまして、あっという間に私の存在が薄くなっておりますけれども、しっかりとこれからも頑張っていきたいという思いを込めながら一般質問をさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。  それではまず、総合庁舎建設についてでございます。本日は朝から総合庁舎、総合庁舎と来ておりますけれども、私のほうもこの総合庁舎について何点かご質問をさせていただきたいと思っております。まず、保健センターの併設ということがここに来て総合庁舎の中に入ってきたということで、これの併設の理由についてどのような理由でこれが併設ということに今進んでいるのか、それとこれはもう決定事項なのか、それともこれも一つの案として委員会等で検討していただきたいという案件なのかということについてもお答えをいただきたいと思います。  それでですね、総合庁舎の必要性とか、そういうことに関しては私も賛同いたしておりますので、今回の質問の中では建設委員会というのが2月28日に行われた。この中で当局また担当しております振興開発プロジェクト局が委員に向けてどのような検討をしていっているのかというところで、幾つか質問したいんですけれども、現在宮古島市で出しました宮古島市公共施設等総合管理計画などの中で、公共施設の長寿命化を図っていくということも課題となっている中でございます。その公共施設の管理計画と新しい総合庁舎のあり方、そのあたりの解説というのは振興開発プロジェクト局としてはこの委員会に向けてどのような発信をしていくのか、そのバランスについてお尋ねいたします。  また、この委員会資料の中で最後のほうに、総合庁舎の場所を決定していく段階において、委員の皆様でこのまちづくりや中心市街地への影響等も念頭に置いて最終の判断を委ねるというような流れになっていると思いますが、このあたりはこの委員の皆様は何をジャッジの判断にしてこのまちづくり、中心市街地への影響というものを検討してもらいたいというふうに振興開発プロジェクト局としては思っているのかというあたりの説明をお願いしたいと思っております。  続きまして、下水道整備とし尿処理施設についてでございます。まずは、やはりずっと課題となっております西里大通りの下水道整備について、このあたりの現状どのような動きになっているのか、また地域の皆様とどのような話し合いが持たれて、どのように進めていきたいというふうにお考えかという点をお聞かせください。  次に、下水処理、し尿処理施設の運用についてという点についてでございます。これは、やはり観光のお客様もどんどん、どんどんふえていくという中で、やはりこの下水処理、し尿処理に関してしっかりとした能力が必要であろうと思います。現在の処理能力で将来にわたってこの下水処理の対応が可能なのか、平成23年にできましたし尿等下水投入施設というのは、これはし尿等を現在の下水道処理の施設に投入するための施設ということになっているわけでありまして、これ全体としてこの下水道処理の部分で賄っているというふうに理解をするんですけれども、それが将来にわたってしっかりとこの能力を発揮し、島全体、また観光を含めた産業全体を網羅していけるものなのか、現状の中身を教えていただきたいというふうに思っております。  続きまして、伊良部大橋橋詰広場でございましたが、しっかりとすばらしい企画があるというご答弁を仲間則人議員にされましたので、これは仲間則人議員に譲りたいと思います。  続きまして、伊良部島・下地島間入江整備事業についてでございます。これは、伊良部島、下地島間の入り江、これはすばらしい環境で、これは観光の資源としても魅力的な場所だと思っております。この入り江の環境保全においては、やはり根本原因である生活排水の流入というものをどのように防いでいくかということが最大の課題になってくるかと思っておりますが、今年度では集落排水の整備事業というのが見送られております。やはりこの根本原因をこれをどのように改善していくかがこの入り江の保全に向かっていく方向だと思いますので、今後はどのような対応をしていくというお考えなのかについてお聞かせください。  続きまして、超高速ブロードバンド環境整備促進事業と宮古圏域田園地域マルチメディアモデル整備事業についてです。これ12月定例会でも質問させていただきました。この超高速ブロードバンド、光ファイバーの流れと宮古圏域田園地域マルチメディアモデル整備事業について、こちらは宮古島市、多良間村、宮古テレビ株式会社が共同事業としてやられている事業です。これは、12月定例会でもこの3者、また県との調整が必要な案件がたくさんまだ残っているということなので、その後の調整はどうなったかの進捗に関してお聞かせください。  続きまして、公共施設の老朽化対策についてということで、これは砂山と前浜ということで挙げさせていただきました。これ公共施設等総合管理計画の中を見ていくと、砂山のトイレ及びシャワー室においては、耐用年数38年という中で、今31年が経過して老朽化比率が81.5%、前浜の海浜広場においては、耐用年数38年でもう43年が経過してもう老朽化率は100%を超えてきているという、そういう現状でございます。観光産業をリーディング産業として捉えて、これからしっかりと成長させていくという中において、この砂山のトイレ、シャワー室、また前浜のふれあいの前浜海浜広場の施設、このあたりこれは老朽化率で80%以上というふうなことになってくると、この計画の中では更新時期施設ということで、更新または除去等の行動を起こす時期に入った施設というふうな捉え方になっております。この2つの施設に関して、今後の整備予定をお聞かせください。  続きまして、ふるさと納税についてでございます。ふるさと納税こちら多くの方々に宮古島を愛する皆様に納税の協力をいただいているものだと思っております。それでですね、この宮古島を応援してくださるふるさと納税をされている方々に、宮古島の情報発信として何からの手だてができないかというふうに考えたときに、毎月発行されております宮古島の広報紙、この広報紙をこの納税されている方々に月に1回でも定期送付を行って、宮古島の現状また宮古島で今月どういうイベントがある、また次の月に向けてどのような事業が行われているということをお伝えして、ぜひ1度でも、2度でもこの宮古島に訪れる機会をつくっていくということにおいては、この広報紙の定期送付という事業もあっていいんじゃないかというふうに考えました。そこで、ことしの実績、昨年の流れの中で、ふるさと納税で納税されている件数、それに送付の費用を掛けて、大体全体で定期送付ということをやった場合、どのぐらいの費用がかかるのかということに関してお答えいただいて、もし可能であれば進めていただきたいなというふうな思いもありますので、まずはお答えを聞いてから再度質問をしたいと思います。  以上、6点についてご答弁をいただいて、再登壇したいと思います。よろしくお願いします。 ◎副市長(長濱政治君)   総合庁舎建設について、3点ございました。一括してお答えいたします。  1点目の保健センターの併設理由についてですが、近年総合庁舎の建設を行った他市町村や現在庁舎を建設中及び建設着工準備を行っている事例を見ますと、利便性やコスト削減などの視点から、保健センターを庁舎と併設する事例が多く見られます。また、これまで関係課等と調整した結果でも、庁舎と保健センターは併設すべきとの要望が強く出ております。その具体的なメリットといたしまして、同センターを併設することにより、駐車場や前面広場等必要スペースを共有することが可能となること、さらに非常用発電機等を一括して利活用することができるため、施設整備や維持管理費のコスト削減につながることなどが主な理由として挙げられます。なお、子育てを行っている世帯を初め、多くの市民の利便性を考慮するとともに、公共的施設を統合整備し、効果的、効率的な行政サービスを実現するため、総合庁舎に保健センターを併設する方向で検討を行っているところでございます。庁内検討委員会であるとか、策定委員会、それから宮古島市庁舎等建設委員会、そこにもこういった市の考え方を申し上げまして、一応は理解を得られているというふうに思っております。  それから、2点目の宮古島市公共施設等総合管理計画とのバランスについて、長寿命化との関係について等であります。現在作業を進めております建設候補地を選定するに当たり、庁舎の必要延べ床面積をもとに、敷地規模等を検討しております。当然現平良庁舎位置も候補地に挙げ、検討してまいりますが、その際現庁舎を取り壊して建てかえを行う考えや現庁舎を残した上で不足している部分の延べ床面積を増築することも含め検討を行っていく考えです。つまり延べ床面積から考えますと、これをそのままにしておいて、別でやったほうがいいのか、それとも壊して大きくやったほうがいいのか、この辺のところはもちろん検討していきたいという考えでございます。  それから、3点目にまちづくり、中心市街地との関係について、宮古島市庁舎等建設委員会の中で、どのような項目で検討をしようと考えているのかということも含めて説明したいと思います。位置及び敷地規模等により、建設候補地を選定するに当たり、宮古島市庁舎等建設委員会に候補地比較するための項目として、5項目を挙げております。その項目は、1つ目に利便性、それから2つ目に安全性、防災性、それから3点目にまちづくり、中心市街地との関係、それから4つ目に事業の効率性、経済性、5つ目に庁内照会結果、それからその他の留意事項ということでございます。そういった項目を評価して、その評価の高いほうを候補地として選定していくというふうな考え方を持っております。 ◎企画政策部長(友利克君)   超高速ブロードバンド関係とふるさと納税についてお答えをいたします。  まず、超高速ブロードバンド環境整備促進事業と宮古圏域田園地域マルチメディアモデル整備事業についてでございます。市としましては、宮古圏域田園地域マルチメディアモデル整備事業で導入した財産については、処分をする方向で県に対し事前の手続であります報告関連書類を提出しております。現在は県、そして沖縄総合事務局の担当課との間で市が提出した事前報告書等の精査が行われているという状況でございます。この結果を踏まえまして、正式に財産処分に関する報告書を提出することになります。そして、宮古テレビ株式会社、多良間村とは、超高速ブロードバンド環境整備促進事業の推進、それから宮古圏域田園地域マルチメディアモデル整備事業の財産処分について、多良間村、宮古テレビ株式会社とも協議をし、双方から了解を得ているところでございます。今後も協議を要する事項が残っておりますので、引き続き多良間村、それから宮古テレビ株式会社と協議を続けてまいりたいと考えております。  次に、ふるさと納税についてでございます。現在広報紙につきましては、市民への配布のほか、県内、県外の郷友会、姉妹都市への配布を含めて年間30万部ほどを発行しております。これは、市の公式ホームページにおきましても、毎月掲載をしておりまして、常時閲覧できる状況にございます。予算についてですけども、今年度2月末の時点で756件の寄附者がございます。これら756件の方々全員に毎月広報紙を送付するとなりますと、約155万円ほどの予算が必要となります。そこで、今検討しておりますのがふるさと納税寄附者への広報紙の送付につきましては、返礼品の一つとして取り扱うことにしまして、その広報紙を選択をする、希望する寄附者へ送付の可能性といいますかね、それを検討しているところでございます。なお、先ほどの155万円の内訳といいますか、これは送料がですね、140円、それから封筒代が11円、それから広報紙そのものの単価が約19円ほどになると、それで12カ月を掛けますと155万円ほどになるということでございます。 ◎観光商工局長(垣花和彦君)   公共施設の老朽化対策についてのご質問にお答えいたします。  砂山のトイレ及びシャワー施設、それと宮古島市ふれあい前浜海浜広場については、議員ご指摘のとおり老朽化率が80%以上となり、宮古島市公共施設等総合管理計画の中では更新等の検討が必要な施設というふうになっております。このうち前浜の施設につきましては、前浜港側とそれから宮古島市ふれあいの前浜海浜広場側に2カ所にトイレがございます。このうち港側のトイレが昭和45年の建物で老朽化率が100%となっております。今年度この施設の両方のトイレを和式便器から洋式の便器へ変更いたしました。また、荷物ラックの再設置、カーテンの取りつけと建物全体の塗装、クラック補修等を行い、また特産品販売施設につきましては、屋上のウッドデッキの修繕、シャッターの取りかえ、施設のバリアフリー化としてのスロープの設置などを行っております。トイレにつきましては、まだ十分使えるという判断を行いまして、今回は修繕を行っております。  一方、砂山のトイレ及びシャワー室につきましては、旧耐震基準時の施設で老朽化が進んでおり、天井や窓などのコンクリートの剥離、壁などのひび割れが見受けられ、早急な対策が必要であると考えております。今後土地所有者である株式会社宮古島砂山リゾートと協議等を行いながら、施設の耐震調査等を行い、建てかえについて検討していきたいというふうに考えております。 ◎上下水道部長(砂川嚴君)   下水道整備とし尿処理施設について、1点目、西里大通りの下水道整備について、2点目が下水道処理、し尿処理施設の運用についてについてお答えいたします。  西里大通りの下水道整備については、以前から道路整備、電線地中化及び下水道整備の要請があり、幾度か西里大通り商店街振興組合と整備計画について協議をしております。その直近の協議は去年ですが、平成28年10月に宮古土木事務所会議室で開催されております。その中で、下水道整備関連についても協議を行っております。西里大通り下水道整備に向けた実施設計については、平成24年度にもう既に完了しており、悪臭等の早期改善を図るため、道路整備等に先駆けて下水道整備の実施を提案しましたが、道路整備と同時に整備してほしいという要望をしていることから、今後の状況に応じて対応していきたいと考えております。  次に、し尿処理施設についてですが、し尿処理の受け入れについては、平成24年1月よりし尿投入施設の試験運転が開始されております。段階的に投入量をふやしまして、平成24年6月には通常の受け入れ計画、希釈水を含む880立方メートルに達している状況です。し尿処理投入施設の最大受け入れ量は、1日55トンですが、最大量を受け入れた場合、公共下水道施設の機械等に負荷が生じて故障の原因となることから、最大受け入れ量の80%に当たる1日44トンを現在受け入れています。宮古島市浄化センターは、平成9年度に供用開始を行い、公共下水道区域は全体計画処理面積839ヘクタール、全体計画処理人口が2万4,700人、現在の事業認可処理面積が441.3ヘクタール、処理人口が1万5,870人となっております。なお、浄化センターでのし尿処理の受け入れは、原則認可区域内からの受け入れが基本としております。 ◎伊良部支所長(佐久川豊正君)   伊良部島・下地島間入江整備事業についてお答えいたします。  確かに議員ご指摘のとおり入り江あるいは周辺海域の環境を保全し、浄化するためには、根本的原因である生活雑排水の処理が急務であります。浄化槽法の改正により、平成13年4月1日以降において浄化槽を新設する場合は、合併処理浄化槽の設置が義務化されておりますが、それ以前は単独処理浄化槽であり、各集落からの生活雑排水の大半が直接海に放流されている状況にあります。単独処理浄化槽から放流される汚れは、合併処理浄化槽と比較すると、汚濁量が約8倍に相当すると言われています。特に入り江のような閉鎖性水域等においては、水質汚濁の大きな原因であることから、早期転換が必要であると思います。平成28年度に計画した事業は、同種の補助対象事業があるとの理由で、一括交付金での事業採択はかないませんでした。補助対象事業の中で、汚水処理施設の種類には国土交通省所管の公共下水道、農林水産省所管の農業集落排水施設、漁業集落排水施設、環境省所管の浄化槽施設で、個人設置型と市町村設置型などがありますので、今後専門的知識を有する下水道課と相談しながら最適事業を検討していきたいと思います。 ◆濱元雅浩君   ご答弁ありがとうございました。それでは、再質問をさせていただきたいと思っております。  まずは、総合庁舎建設についてなんですけれども、少しイメージしているというか、答弁でまずは保健センターの併設というものは、これはもう決定事項なのか、検討事項なのかというところで、委員会にも投げていて了承されているというのは、それはだから決定事項として物が進んでいるのか、まだ今はそれも踏まえて検討していくという段階なのかというところの答弁をいただきたいなというふうに思っております。これと絡む問題なんですけれども、例えばですね、この保健センターというものの機能だったり、いろんなこれの建設についてはですね、通常博物館もそうですし、いろんなものそうだと思うんですけれども、それに対応する検討委員会というのが持たれるのかなというふうに考えていたんですけれども、この今回のような併設という場合は、これは総合庁舎の建設委員会でこの保健センターの内容等々に関しても議論をされていくのかという点、この点も少し疑問でありますので、お答えをいただきたいと思っております。  この利便性とコストの削減がメリットとしてあるということなので、ではこのコストの削減というのはどの程度の削減を今メリットとして挙げられるというふうにお考えかという点もお答えをください。  保健センターのこれは私の思いというか、考えという形で一言述べさせていただきますけれども、この保健センターというものがどのように活用されているかということで考えますと、乳幼児の健診等々また小さなお子様の健診含め、子育て世代がいろいろな保健サービスを受けられる。また、障害者の方々がゆったりと時間を過ごすような、そういう福祉サービスも受けられるような施設というのが私の念頭にはあって、これをいわゆる総合庁舎というようなところのごみごみしたところでそのような事業を展開していくというサービスが効率的かもしれないんですけれども、受ける側としてのゆったりとしたこのサービスの享受というところでは、余りこういう多くの人が出入りするところが最適かどうかというのは、疑問を持っているところでございます。また、現在においても、この役所の駐車場というのは非常に狭いというか、利便性の悪い状況にあって、これが健診と重なってくると、相当のごみごみした駐車場の利用という点では、余り私は併設というところがいいとは思えないという考えを持っております。そこで、ではどうしたらいいかというふうに考えたときに、小さな子供たちを抱えたお母様たちがゆったりと時間を過ごしながら健診等々ができるというところでは、今下地庁舎を利用するという考え方、それだと正面に公園もありますので、乳幼児の健診の際にお兄ちゃん、お姉ちゃんは公園でゆったり時間を過ごしたり、あそこは環境的にも非常にいい環境にあるところなので、子育てで家にこもったりすることなく、こういうふうな広い場所で子育てのプラスになるような気分転換をしていくということも一つの方法かと思いまして、この下地庁舎の活用ということも一つのアイデアとしてはあるのではないか、これが公共施設の長寿命化や庁舎の再利用なんかにつながっていくことがこの全体の市の考える宮古島市公共施設等総合管理計画にも見合ってくるのではないかというふうに考えております。これは私の私見でございます。  続いてですね、まちづくり、中心市街地との関係というところで1点質問したいんですけれども、副市長の答弁では、まちづくりや中心市街地への影響をも評価して決定をしていただきたいというふうに言っているんですけども、これ何を基準に評価をだからすればいいのかということに疑問を持っているんですよ。各委員の皆様が何を基準にするんだろうというふうに考えていくと、中心市街地のまちづくり計画というのは、旧平良市時代につくられた中心市街地活性化計画ぐらいしか今持っていないと思うんですよね。もう20年ぐらい前になるのか、ちょっと期間的にはわかりませんけれども、相当前につくられたこの計画を参考にこれをするのか、現状に合わないんではないかと、それであれば。そうではなくて、現在のまちづくり計画の中で移転が最適なのか、ここに残ることが最適なのかという判断基準をどのように当局として委員の皆様に示していくのかという、そこのお考えを聞きたいということでありますので、再度ご返答をお願いいたします。  続いて、下水道整備とし尿処理施設でございます。残念なお話でしたね。西里大通りのこの下水道の整備、これは島の皆さん、また観光客の皆様、多くの方が望んでいる案件だと私は感じております。平成24年度に実施設計をしっかりと立てて、これを今地域の皆様との話し合いをしているという段階ではあるが、振興組合等々この地域の住民の理解が得られていないというご答弁だったと思います。これは、多くの市民また観光客の多くを宮古島の玄関口としてお迎えをする、そういう中心市街地、特に西里大通りの皆様は、この地域利益を最大限に発揮できるような、そういうまちづくりにぜひご協力をいただきたいというふうに思っております。当局も丁寧な説明をしながら、しっかりと運営をしていくというお約束の中でございますので、ぜひご理解をいただきながら、この事業は一歩でも前に進んでいけるように、地域の皆様のご協力を私からもお願いを申し上げます。当局におかれましては、ぜひとも丁寧な説明の中、皆様のご意見を反映させられるような、しっかりとした整備に進んでいっていただきたいというふうに思っております。こちらは答弁は要りません。  続いてです。下水処理とし尿処理のこの現状の処理能力で、るるご説明いただきました。ですから、この状況で今将来にわたってしっかりとこの環境に負荷をかけることなく、しっかりとこの下水の処理、排水の処理が行われていけるのか、それとも今のキャパでは足りないのであれば、やっぱりこれはしっかり整備していかなければいけないということなんですね。今の処理状況は説明いただいたんですけれども、将来にわたって現状で大丈夫なのか、もう少ししっかりと力を入れていかなければ対応できないのか、多くの議員の皆様がこの下地島空港の利活用において、すごく期待をして、多くの観光客がいらっしゃるという中でありますので、そういう場合にこの地域として、これがしっかりと回らないということでは話にならないんですね。そういう考えからすると、現状からまた将来にわたって大丈夫なのか、それとも現状足りないのか、早急にプラスをしていかなければいけないのかというお考えをまず聞きたいんですね。それが必要であれば、ぜひ私としても応援をして、早急に整備を求めていくという運動をしていかなければいけないというふうな考えでありますので、将来にわたっての展望に関して、再度ご答弁いただければと思います。  続きましてですね、これも同じなんですよね。入り江の整備事業の中で、排水の話ということでやっております。これも全体の下水の処理、し尿処理に関してもそうですし、生活雑排の地域の生活排水事業、これもしっかりとやっていかなければ環境も守れないし、この宮古島の自然を守っていくという上でも、非常に問題になってくると思っております。これは、上下水道部長というよりも、これぜひ当局の執行部の皆様にご意見を聞きたいんですけれども、新市建設計画においてもですね、生活排水の処理というのは、リーディングプロジェクトの中でしっかりとうたわれている事業であるんですよ。それで、この宮古島市公共施設等総合管理計画の中を見てみますと、例えば池間島の集落排水なんかは、もう81%の老朽化率、伊良部島でも79%という老朽化率、こういう生活、暮らしを守っていく、こういう部分がしっかりとサポートできていないといけない、そういうふうに私は考えますし、このリーディングプロジェクトに上げている中で、大きな建設事業だけではなくて、こういう暮らしをサポートする事業というのもリーディングプロジェクトの中にしっかりと書いてあるので、これをどんどん、どんどん進めていく必要があると思います。これは地下水に関することもそうですし、暮らしに直結する課題なんです。ぜひね、この合併特例債というものの考え方、これは5市町村が合併をして、その合併をしたことによってほかより有利な事業の原資を得ることができているんですね。市長がいつもおっしゃっている均衡ある発展、そのためにもやはり地域全体の暮らしを守り、そこで経済の産業を守っていく、そのようなことにおいてはですね、この合併特例債というものをしっかりとこの地域排水の事業に傾けていくという思いが大事なんではないかというふうに考えております。この点については、ぜひ市長のご答弁をいただければというふうに思っております。  続いて、超高速ブロードバンドと宮古圏域田園地域マルチメディアモデル整備事業の件なんですけれども、今のご答弁でありますと、施設に関しては、宮古圏域田園地域マルチメディアモデル整備事業については処理をしていくということでご答弁いただきました。これ宮古圏域田園マルチメディアモデル整備事業の概要の中では、これ全体の総額で47億7,895万1,000円がかかっていて、41億8,300万円が国、県、事業主体、これは多良間も含めた旧6市町村で出したお金だというふうに聞いております。この中には局舎、いわゆる今宮古テレビ株式会社が使っている建物ですね、屋内設備、伝送路、多機能情報端末などなど多くのこれは宮古島市の市の資産になると思うんですけれども、このあたりも全部処分をして、処分をしていくというのは例えば伝送路の撤去などにかかる費用というのは、どのように負担をしていくのか、市のほうで負担をするのか、またこの局舎や屋内施設等々は、補助を受けて事業展開をされていると思うんですけれども、これ返還等々の義務はないのか、これ全体を処理していくということの中身を今教えていただきたいというふうに思っております。  砂山や前浜の施設、老朽化している、これは少しずつではあるが、改善をしていくということであります。ぜひ本当に多くの観光客がこの宮古島に来て喜んでいただけるような、お手伝いができるような施設の整備をぜひともしていっていただきたい。この観光のお客様がたくさん来るということは、これは宮古島の経済を回していく最大の私は目玉だと思っております。それは、多くのお客様に多くのお金を宮古島で使っていっていただく、落としていっていただく、そこで地域の経済を回していく、そのためにとても大切なことです。その印象が悪くならないように、やはりこの島に来て多くの喜びを、それにお金を払っていくという、そういうためにもこういう施設の整備は今後ともしっかりとしていっていただきたいというふうに思っております。  再質問、総合庁舎についてと下水処理について、2点ありましたので、これを聞いて再度登壇したいと思います。よろしくお願いいたします。 ◎市長(下地敏彦君)   伊良部島と下地島の間の入り江の整備事業、これは主に観光用として利用しようというふうな目的で、一括交付金でできないかということで、県や国と調整をしてまいりましたけれども、やっぱり生活排水を処理するという事業があるんで、それはそちらのほうでやってほしいというふうなことで、事業の採択ができなくなりました。それで、先ほど伊良部支所長からも説明があったように、国土交通省の事業、農林水産省の事業、環境省の事業が3つございます。この3つについて、どれを使ったほうがより市の持ち分が少なくて済むかという検討を今しているところでありまして、その中からできるだけ早目にこの生活排水の処理ができるような事業をやってまいりたいと、そう思っています。 ◎副市長(長濱政治君)   総合庁舎建設について、まず、保健センターの併設は決定事項かどうかということでございます。これは、実際に基本構想、基本計画を今議論して策定中でございますので、決定事項ということではございません。その中で議論していくと、そして問題は保健センターも含めた総合庁舎というふうなものの考え方によって、庁舎の敷地が変わってまいりますので、その敷地がどこになるかということによって、これははじかれることもあるし、そうじゃない場合も出てくるということでございます。  それから、その保健センターの内容はこの検討委員会の中で検討するのかということでございますけれども、実はこれ保健センターを単独でやろうかということも考えまして、その保健センターの基本計画検討委員会なるものをつくりまして、これは議論してまいりました。そして、平成26年度に基本計画をつくっております。ですから、内容的にはもうできているんですね。だから、つくろうと思えば実施設計つくってすぐ入れ込むということが可能でございます。そして、保健センターは併設、総合庁舎の中に入れるんじゃなくて、その敷地の中で別に併設するということで、建物としては隣接して間に廊下やホールなどで区分するという考え方でございます。ですから、一緒になってごみごみということは考えていないということでございます。  それと、コストの削減ということでございました。このコストの削減というのはまだやっておりません。これは、今どうなのかよくわからないという状態でございます。ただ、発電機に関しては規模にもよりますけれども、機器自体で数千万円かかるということだそうでございます。それからまた、用地購入とか、それから建物を独自につくるとか、駐車場はどのくらいつくるのかというふうなことの、この辺全部検討しないと出てこないと思っております。これは、あくまでも総合庁舎の建設用地が決まらないと、なかなか算出はできないというふうに思っております。  それから、下地庁舎の活用ということでございました。私見だということでございましたけども、下地庁舎は津波浸水区域に入っておりまして、果たしてその下地庁舎でいいのかどうかというのは、議論が分かれるところだというふうに思います。  それと、まちづくり、中心市街地何を基準にということでございました。現在宮古島市では、中心市街地活性化計画等は策定していないのが現状です。何か平成12年のころに旧平良市時代に1度作成されているということだそうでございますけれども、実際に合併して、そういった計画は持っていないということでございますので、現状では都市計画マスタープランの商業地等の位置づけを踏まえて考えていきたいというふうに思っております。 ◎上下水道部長(砂川嚴君)   現在の施設で将来は大丈夫か、展望はということであるかと思います。  先ほども答弁しましたが、現在の公共下水道浄水センターは、公共下水道の計画区域の面積での施設能力といいますか、施設規模でしかございません。ですから、議員がおっしゃるとおり観光客の増加等、またリゾート施設の増加等によるし尿汚泥ですね、浄化槽汚泥の受け入れというのは、これ以上の今の規模での受け入れはちょっと厳しい状況が出てくるかと思っております。それについては、今現在も公共下水道の工事も進めていまして、その流入量も毎年ふえております。それに向けて次年度、平成29年度に最終沈殿池を増設する計画で、実施設計を予定しているところでございます。実際運用は平成30年度からの運用ということでありますので、平成30年度からは今よりは若干し尿処理の汚泥等も受け入れは幾らかはふやしていけると考えております。 ◎企画政策部長(友利克君)   宮古圏域田園地域マルチメディアモデル整備事業施設の今後の活用といいますか、四十数億円余の事業費をかけて宮古圏域田園地域マルチメディアモデル整備事業を整備をしております。そのうちですね、いわゆる局舎、建物ですね、建物以外の設備についてはですね、既に耐用年数を経過しておりまして、補助金の返還は生じないということになっております。宮古圏域田園地域マルチメディアモデル整備事業の財産処分をするに当たりましては、補助金の返還が生じないような方法を用いまして、県、それから国と協議、調整を進めているところでございまして、また県、国もその方向で市の事前報告書の精査を現在しているというような状況でございます。先ほども協議を要する案件が残っているという話をいたしました。今後協議をする案件といいますのは、局舎の活用などなどを今後引き続き協議をしていくということになります。 ◆濱元雅浩君   ご答弁ありがとうございました。残り時間もないですが、このし尿処理施設、やはり大きな問題だと私は思っております。現在においてもですね、し尿処理の下水道へ投入する施設のあり方で、いわゆる事業者さんが持ち込みをしたいときにも制限がかかっている状態なんですよね。いわゆる今間に合っていない状態なんです。今上下水道部長の話にもありましたとおり、今後のことも考えていくと、やっぱりここはしっかりと整備をしていく必要があるのではないかというふうに私も思いましたので、ぜひ市長初め、このあたりの早急な対応、これが将来の宮古島の暮らしも支えるし、経済も支える大事な事業であるというふうにご理解をいただいて、この事業の促進を図っていただきたいというふうに思いました。  それでですね、総合庁舎建設について少し私見を述べて終了したいと思っております。総合庁舎はですね、これからたくさんの検討をされていくと思われます。一般質問の中でも、多くの議員の皆様が質問に登壇するということは、やはり多くの議員の皆様も、市民の皆様も注視している事業だというふうに思いますので、ぜひこの議員の中でもこのような委員会の流れを全体像を把握しておきたいなというふうに私は感じております。その中で、多くの意見が飛び交うことが将来に向けて非常に大事なことなのではないかというふうに思っております。公共施設の総合管理計画の中での長寿命化やこの庁舎においても二十一、二年たっているんですが、耐用年数としては50年ということで、手を加えながらしっかりとメンテナンスを入れていくということも考えなければいけないというふうに思っております。総合庁舎必要面積全体が1万6,000平方メートルの床面積が必要であるというふうな中で議論が進んでいます。現在のこの平良庁舎は8,100平方メートルぐらいの床面積を持っているので、ということで考えると、残りの8,000平方メートル、いわゆるこの庁舎を利用することによって半分は賄えている、床面積だけにおいてですけれども、賄えているというふうに考えることもできる。そうすれば、今現在総合庁舎において57億9,000万円という見込み額がある中の半分とは言いませんけれども、そのぐらいは削減できて、これを暮らしを守るような合併特例債に向いた事業に振りかえることができるのではないかということも考えを入れながら、ぜひこの計画の推進をしていっていただきたいというふうに思っております。  それでですね、最後にまちづくり計画です。平成29年度の施政方針の中にも多くの考え方が述べられている中では、やはり交通ネットワークをどのようにしていくか、この地域の市民及び観光客等の路線バスの利便性向上を図り、地域にとって望ましい交通ネットワークの形成に努めますという分野、暮らしに豊かさを感じられるような文言がたくさんございます。これまちづくり計画、いつも言っておりますけれども、こういうまちづくり計画、どのように暮らして、どのように働いていくかということの根本であるまちづくり計画、平成12年旧平良市が立てた計画だけではなくて、全体像を見渡した交通ネットワークも含む立地適正化計画、この推進をぜひ本気になって進めていただきたいというふうなお願いをして、3月定例会一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(棚原芳樹君)   これで濱元雅浩君の質問は終了しました。                 (「休憩お願いします」の声あり) ○議長(棚原芳樹君)   休憩します。                                     (休憩=午後2時25分)      (休憩中、平良隆君から「昨日の会議で決議案第1号、石嶺香織君に対する議員      辞職勧告決議が可決された。石嶺香織君の今回の一連の発言は全国的に大きな波      紋を広げている。抗議の電話、メール等も多く寄せられている。本来であれば、      石嶺香織君は謝罪するのが当たり前だが、謝罪もなく反省も見えない。よって、      我々10名の議員はこのような理由で、石嶺香織君の一般質問が終わるまでの間退      席する」旨の発言があった。議長が退席を制止する中、10名の議員のほか、その      ことに賛同する議員も退席し、出席議員が定足数を欠くこととなった。       議長は、「ただいま出席議員が定足数を欠きましたので、会議規則第12条第3      項の規定により、しばらくの間休憩します」と発言し、休憩に入った。       休憩中、妥協点を見出すべく精力的な調整が行われたが、会議時間の閉議時刻      の午後4時が近づいたため、議長は午後3時55分、議場のブザーを鳴らし、会議      時間の延長を諮るべく出席を求めた。しかし、午後4時となっても定足数に達せ      ず、流会となった。)                                     (流会=午後4時00分)...